生涯研修・講習会終了報告【2016年分】

2017-02-27

 ~多数のご参加ありがとうございました。~(開催日順に掲載)

『歯科チームにおける感染対策セミナー』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード 91-52701
日 時 平成28年1月31日(日)13:00~16:00
場 所 大阪府赤十字血液センター研修室 (大阪市城東区森之宮2丁目4番43号)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 第1部『ゾーンの考えで感染対策の再考』チームワークでの取り組みへの提言 第2部『歯科技工士の感染対策、これだけは せなあきまへん!』患者さん、歯科チーム、そして自分自身のために 第3部『質疑応答』
講 師 第1部 前田 憲昭 先生(医療法人社団 皓歯会) 第2部 大西 正和 先生(日技認定講師)
参加人数  87名
≪報告≫第1部は講師に医療法人社団晧歯会診療所 前田 憲昭先生をお迎えしのゾーンの考え方で感染対策の再考 チームワークの取り組みへの提言というテーマで講演していただきました。先ずは歯科補綴物は人工臓器である以上、機能を回復して臓器としての存在を示すことを求められている。しかしながら、人類の生存に貢献したと同時に医療行為が感染症という病気を広めてしまったのも事実です。 今後、我々歯科医療従事者はどの様に感染症と対峙し感染対策を施したらいいのかを話された。歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の連携して対応しなければ為らない。情報の伝達・各ゾーンでの滅菌確立・正しい手洗いの慣行等々である。歯科技工士は歯科医療従事としての自覚をもって感染対策しなければ為らない。第2部は講師に日技認定講師 大西 正和先生をお迎えし、歯科技工士の感染対策、これだけは せなあきまへん!-患者さん、歯科チーム、そして自分自身の為にーというテーマでご講演いただきました。歯科技工士は感染リスクがかなり高いという実像があることをご承知下さいから始められた。我々の認識の甘さを指摘された。 歯科技工士は院内ラボと技工所とに大別される。院内ラボでは情報を知りうる事が」出来るかも知れないが技工所では現状、患者が感染症を患ているかどうか知らされることはない。第1部での話での情報の伝達を緻密に行うことが求められる。また、歯科医院の中でのゾーンでの免菌作業が行われる事を望む。そして、感染因子を持ち出さない、持ち込まない事である。ゾーンの国境を越えるのは「マナー違反で有ると思って欲しい」とにもかくにも、歯科医療従事者としての自覚とプライドを持って各々の持ち場で最大限の努力をして2次感染症の保菌者にならない様に努めなければならない。
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『北東支部学術講演会』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード 91-52703
日 時 平成28年2月14日(日)13:00~16:30
場 所 エルおおさか (大阪市中央区北浜東3-14)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 ①『審美性・機能性との調和を考慮した補綴物製作』 ②『顔貌と口唇への調和を目指した審美平面再現への取り組み』 ③『パーシャルデンチャーにおけるBasic Approach』
講 師 ①井上 陽介 先生 ②栫井 孝志 先生 ③遠藤 隆久 先生
参加人数  44名
≪報告≫前日降っていた雨もなんとか上がり、バレンタインデーにもかかわらず学生さんを含め50人を越える方々に参加していただきました。今回は職場や専攻している仕事の違う演者の先生方による公演となり、普段の仕事を通じてのご講演をいただきました。『歯を作る』ということだけでなく、チェアサイドとラボサイドとのコミュニケーションをしっかり取り、共通の認識を持って歯科治療を成功させるということの大事さを改めて感じさせられるご講演でした。 2014.2.14-2  2016.2.14

 『北大阪支部学術講演会』

(日技生涯研修:自由8単位)

開催コード 91-52702
日 時 平成28年3月6日(日)12:30~16:30
場 所 豊中市すこやかプラザ(大阪府豊中市岡上の町2-1-15)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会 北大阪支部
内 容 ①『女性が歯科技工士を続けるために』~女性技工士と共に働くみなさんへ~ ②『補綴処置の手順』
講 師 ①藤井 未来 先生(K-Dental) ②笹部 努 先生(豊中市歯科医師会:常務理事)
参加人数 91名
≪報告≫2部構成として、第1部は豊中市歯科医師会常務理事の笹部努先生、第2部は有限会社K-Dentalの藤井未来先生に講演していただいた。 第1部は笹部先生の「補綴処理の手順」という題材だった。咬合が壊滅して基準となる指標がないものや、元の状態がわからないものの補綴処理、つまり患者の口腔内の状態が悪いのに長時間、あるいは長年治療しなかったなどが原因で咬合がおかしくなっている。この状態をできるだけ補綴の介入を最小限にして患者が短い時間で補綴処置を終えることができるか技工士とともに考えていきましょう。とのテーマだった。 口腔内の状態、今まで装着されていた補綴物,残存齒の状態など画像での詳しい説明だった。患者の性格を知り、性格に応じて、押し付けない、患者が納得するように説明する`。治療期間をおしえる、わがままな患者に無理に押し付けず、気長に説明をそして治療へと、そして補綴物製作へと、日頃、補綴物を作りながら、口腔内を見る機会の少ない私達にとってとても有意義な講演だった。 第2部は、女性歯科技工士で、2人の子供の母である、藤井未来先生の講演でした。「女性が技工士を続けるために~女性技工士と共に働くみなさんへ~」がテーマだった。 近年、若い技工士が減少している中、女性歯科技工士の割合は増加傾向にある。以前は、女性技工士は「雇いづらい」「育てにくい」と敬遠されてきた女性歯科技工士の労働力も軽視できなくなってきた。本来、歯科技工は女性にとても向いている仕事だと思われる。しかし多くの女性技工士・経営者共に、「続けかた」「雇用の仕方」を模索しているのが現状である。技工士として18年、子供が生まれてからの8年の技工歴を熱く語っていただいた。子供が生まれるまでは、家から仕事場へと、仕事場から家へと、繰り返しの生活だった。妊娠しいつまで仕事ができるか?と悩み、ぎりぎりまで仕事をしたこと。産休、育休の取り方、また育休の期間はどうするか?仕事復帰はいつにしょうか?保育園はどうするか、うまく入れるか?など全てが初めての経験だった。仕事復帰はできるか?幸い保育園にも入園でき会社の協力もあり無事に復帰できた。また、卒後の教育機関、悩みと転職、これからの働き方や思いなど、女性技工士が漠然と不安に思っていることも、共に働く会社の同僚、経営者に知って欲しかったことなどの藤井先生の経験を通しての講演だった。 先生は、自分に投資しているという。各教育機関のゼミ、セミナーなどに積極的に参加している。技術を磨くのも目的だが友人をつくり横の輪を広げるためだと。歯科業界がデジタル化されつつあるが、人と人のつながりはアナログであると。また、女性歯科技工士に技工士として将来のビジョンを持って欲しいと。2時間ぶっ通しでの講演だった。 参加者は、女性歯科技工士はもちろん、衛生士も多く89名でした。また、一般市民も2名参加していただきました。懇親会は、豊中市歯科医師会の先生、藤井先生を囲んで、講演の大成功を大いに歓喜した。
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 『技対セミナー(診療報酬改定)』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード 91-52704
日 時 平成28年4月3日(日)14:00~16:30
場 所 エルおおさか 7F709号室(大阪市中央区北浜東3-14)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 ①平成28年4月『実施歯科診療報酬改定に伴う歯科技工関連の解説』 ②日技活動報告『歯科技工業界の現状と将来』
講 師 時見 高志氏(日技認定講師・大阪府歯科技工士会:会長)
参加人数  75名
≪報告≫4月3日(日)に午後2時よりエル大阪で技対セミナー(参加者76名)が開催されました。 講師に大阪府歯科技工士会の時見会長を迎え、「歯科診療報酬改定に伴う歯科技工関連の解説」、「歯科技工業界の現状と将来」について講演頂いた。 時見会長は他府県でも講演されている事もあって大変分かりやすく、かつユーモアを取り入れた講演内容で、診療報酬が改定された技工物の解説はもちろん、日常私たちが聞くことのない診療報酬の決められるまでの経緯や、日技が行っている歯科技工関連の実態調査が少なからず改定に影響される事など、参加者は興味深く聴講していた。また、技工士法二十条により歯科技工士は口腔内を取り扱うことができないため、高齢化社会で増えていくであろう老人ホーム内での義歯の問題点や訪問診療など歯科技工士の役割の幅が狭まれている事、それを前に進めるためには公衆衛生学の必須など記憶に残る話を聞かせていただいた。近年まだまだ労働環境が厳しく歯科技工士の減少化が進む中、私たちは改めて自分たちの仕事の役割や歯科医療に対して、どれだけ貢献できるのかを考える必要があるのではないかという事を感じた。
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 『匠の技を見る「社会人としてマナーを再確認しよう」』

(日技生涯研修:自由4単位)

開催コード 91-52705
日 時 平成28年4月24日(日)10:00~12:00
場 所 新大阪歯科技工士専門学校(大阪市淀川区東三国6-1-13)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 『①マナーについて』 『②社会人としてマナーを再確認しよう』
講 師 ①森 直美 先生 ②竹田 恵理 先生
参加人数  22名
≪報告≫4月24日(日)、新大阪歯科技工士専門学校にて竹田惠理先生を講師にお迎えして社会人としての接遇とマナーの講座を開いた。 先生には何回か講師に来て頂いておりますので我々、歯科技工士の職種もある程度は把握されていると思われるのでスムーズに講演となった。 ビジネスシーンの言葉遣い。挨拶・敬語・電話の対応力等基本的なことから人間関係に於けるコミュ二ケーションの取り方、相手に好印象を持って貰えるテクニック等である。しかしながら、そこには心の奥底からの真心がないと相手には伝わらないと云う事も付け加えて置きます。どんなにマナーをマスターしても心が伴わないと相手様の信頼を得ることはないのです。 ある程度の説明を受けた後に、電話の受け答えや尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分け等々の疑似体験を講聴者と竹田先生の間で行っていただいた。25名の講聴者の緊張の瞬間でしたが一度やれば忘れることはないでしょう。 また、仕事の「ほう・れん・そう」とは「報告、連絡、相談」は組織の中では欠かせないものと述べられています。出来る限りトラブル回避するための努力をする。しかし、残念ながらトラブルが起きてしまった時、それの対処法をどうするか?謝罪の言葉、解決の言葉、感謝の言葉を心より的確に相手様に伝えなければならないと思います。との事でした。 竹田先生の言われることは何も難しい事ではないのです。正しい挨拶をしよう。準備を整えておくこと。迷惑をかけない。そこには身だしなみも含まれています。これらの基本的な事から応用して感謝の気持ちを持っていれば、マナーも自ずと身に付けることは出来るはずです。今日のマナー講座が明日の糧になると思っています。
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 『匠の技を見る(実技研修会)』

(日技生涯研修:自由10単位)

開催コード 91-52706
日 時 平成28年5月15日(日)10:00~16:00
場 所 新大阪歯科技工士専門学校(大阪市淀川区東三国6-1-13)
主 催 一般社団法人 大阪府歯科技工士会
内 容 『機能的咬合面のワックスアップ』
講 師 福山 保則 先生
参加人数 51名
≪報告≫2016年5月15日(日)新大阪歯科技工士専門学校において「匠の技を見る」が開催された。講師に日技認定講師の福山保則氏(中央南)にお願いし、サブアドバイザーに岩佐努さん(中央南)・遠藤聡さん(北東)・前川理事とスタッフを揃えて万全の体制で挑んだ。 午前中は咬合理論の説明を受けた。咀嚼は三次元的な動きを行い、身体の中においても最も複雑で微妙な動きである。ここに欠陥が生じた時には速やかに機能回復治療を施すのが基本的な事です。そこでラボサイドにおいて下顎運動の動きを把握する必要となります。咬合器及び・適切な計測に依るところにおける解剖学的状態を求めなければならないと思います。これらの事をふまえて機能修復をしていこうということです。 顎関節と歯牙間の欠陥のない形態学的調和のとれたクラウンの製作法を学びます。今回は上顎第一大臼歯で実習をしてもらうことに。昼までに咬合器装着して午後よりワックスアップとなります。 昼からは4色のカラーワックスで作業側、平衡側等色分けし盛り上げ、3点接触点も考慮して前方運動・近心移動・側方移動と全ての咀嚼機構を考慮した解剖学的かつ機能的なクラウンの製作法の一つを学びました。 今回は学生さんも多く少々、大変だったかも知れませんが先ずは咀嚼機構を知ってもらえたことも意義は有ると思います。又、何年も継続しておりますのでこれからも継続して行きたいものです。
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 『学術講演会』

(日技生涯研修:自由4単位)

開催コード 91-42702
日 時 平成28年7月2日(土)14:30~16:00
場 所 海遊館ホール(大阪府大阪市港区海岸通1-1-10)
主 催 近畿歯科技工士会連絡協議会
内 容 『次の時代を担う歯科技工士のために』
講 師 旗手 勝浩 先生
参加人数 219名
≪報告≫「次の時代を担う歯科技工士のために」という演題で、旗手勝浩先生に講演していただき近連主催の学術講演会を開催した。午前中の歯科技工ガイダンスに参加していた学生たちも、自主判断ではあったが積極的に参加した結果219名の参加者でホールはほぼ満席であった。まず初めに、旗手氏の学生のころから今現在までの経歴をお話しされた。大阪で臨床技工を経験後、アメリカにわたり、ラボに勤務され、その後開業に至るが、現在は、東京の表参道で、自費中心のラボを開業されている。また、先生は東京の歯科技工士学校で非常勤講師をされ、現在の日本の歯科技工士学校の入学者の減少を危惧されており、一番の問題は、次の時代を担う歯科技工士がいないということであった。そして、学生たちに前向きに頑張ってほしい。と締めくくった。 今後、私たちも考えなければいけない問題に、改めて向き合う良い機会となったのではないでしょうか。 2016.7.2kouenkai

 『近畿歯科技工ガイダンス2016』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード  91-42701
日 時 平成28年7月2日(土)9:30~13:00
場 所 海遊館ホール(大阪府大阪市港区海岸通1-1-10)
主 催 近畿歯科技工士連絡協議会
内 容 ①「過去・現在・未来の歯科技工士について」 ②「歯科技工士の仕事について(ディスカッション)」
講 師 ①清水 潤一(日技認定講師) ②日技会員数名
参加人数 150名

≪報告≫7月2日(土)に近畿歯科技工ガイダンス2016を海遊館ホールにて開催した。近畿の歯科技工士学校から157名の学生参加でホールは熱気にあふれ、最終学年の学生でもある事から進学や就職活動に役立てようと受付時間前に多くの学生達が来場した。1部のディスカッションでは現在歯科技工に従事されている方々の歯科技工士になるきっかけや、歯科技工の楽しさ、歯科技工所開設に至るまでの経緯などさまざまな話に学生は耳を傾け、メモを取るなどその表情には真剣な眼差しがうかがえた。2部では大歯技清水会長の「過去・現在・未来の歯科技工士について」の講演で現在の歯科業界の様子や今後の技工士の役割などを話され、学生達は興味深く、熱心に聞く様子が見受けられた。最後に、ガイダンスにご協力いただきました会員の方々、各学校の先生方にお礼を申し上げます。
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『南大阪支部学術講演会』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード  91-52715
日 時 平成28年8月21日(日)13:30~16:30
場 所 堺市産業振興センター(堺市北区長曽根町183-5)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会 南大阪支部
内 容 「CAD/CAM冠の保険適用から今日までの変化」 「最近の歯科用金属の動向とジルコニア材料について」
講 師 山添 正稔 先生(日技認定講師)
参加人数 26名

≪報告≫8月21日南大阪支部主催の学術講演会が開催されました。講師に山添正稔先生をお招きして3時間、貴重なお話をして頂きました。猛暑の中、東洋の学生さんを含め約30名もの参加者が集まって下さいました。CAD/CAM冠やジルコニア材料の歴史や特性などを、学生さんでも解りやすいような丁寧な内容で、私は普段触れる事のない材料ではありますが、これからの技工や材料の取り扱いについて、色々と考えさせられるとても興味深い内容でした。貴重な時間をありがとうございました。講演終了後、山本貴金属地金株式会社の山添先生・小嶋さんを囲み、お礼の意味を込め有志による懇親会の場を設け、講演内容の話しや雑談の中、楽しい一時を過ごしました。先生方には、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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『学術講演会』

(日技生涯研修:基本5単位)

開催コード  91-12701
日 時 平成28年9月4日(日)12:30~15:45
場 所 海遊館ホール (大阪市港区海岸通1-1-10)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 『三十数年、臨床に携わって見えたもの~歯科技工士と歯科衛生士の両面より~』 『炎症のコントロールと補綴物形態』
講 師 西村 好美 先生(日技認定講師)
参加人数 108名
≪報告≫今回の学術講演会は歯科技工士と歯科衛生士のダブルライセンスを持たれ、日本国民の歯科医療に大きく貢献されている西村好美先生をお迎えし、『30数年臨床に携わって見えてきたもの〜歯科技工士と歯科衛生士の両面より〜』をテーマに参加者106名が熱心に聴講した。臨床経験30数年もの歳月を掛け培われてきた経験をベースに技術的な側面だけでなく生物学やX線についてのお話しを交えて臨床力とは何かを力説して頂きました。歯科技工の素晴らしい未来を築くためには臨床力だけでなく、コミュニケーション能力や創造性が重要であると考えられている。歯科技工士として日本だけでなく世界中でご活躍されている西村先生が歯科衛生士を取得されるに至った動機は、歯科技工士は口腔内を触ることができなく、歯科技工士がより歯科医療人としてのフィールドで仕事を行うためにはどうしたらいいのかを自問自答・模索され、口腔内を触ることができる歯科衛生士免許を取得されるに至った。ダブルライセンスを持つことで口腔内を触ることが可能な歯科技工士として更なるステージへと模索されているようにも感じる。何らかの原因で歯を失ってしまった場合、歯科技工士により製作された補綴物を口腔内にセットすることで咬合機能を改善することと同時に認知症などの人の健康に影響を及ぼすことが報告されている。歯周病菌が全身疾患に影響することが明らかになっている現在、歯の見た目だけを追求するだけでなく、口腔内細菌が原因で全身疾患が起こらないように炎症のコントロールを行いやすい口腔内にするために歯科技工士と歯科衛生士が共に勉強していくことも必要であると解説された。聴講者は歯科技工士が人の健康の保持・増進に寄与する重要な歯科医療従事者であることを認識されたことと思う。 9-4

 

『日本歯科技工学会第38回学術大会』

(日技生涯研修:自由10単位)

開催コード  91-32701
日 時 平成28年9月10日(土)10:00~17:00 (1日目) 平成28年9月11日(日)10:00~16:00 (2日目)
場 所 奈良春日野国際フォーラム(奈良市)
主 催 日本歯科技工学会
≪報告≫両日とも天候に恵まれ、会員、学生など合わせて1,300名を超える学会参加者、44社の企業展示、初日の懇親会には170名の懇親会参加者があり盛会に開催されました。大阪府歯科技工士会の会長をはじめ役員も受付や学会運営の手伝いをしました。 特に今回多くの学生の参加もあり、目立って女性も多くこれからの技工業界を担ってもらう金の卵となる皆さんには前向きな意識と刺激を学会参加によって感じていただければ幸いであり、技工業界も若い人たちが希望をもって活躍できる場でありたいと、より一層感じました。 今回のメインテーマにある「デジタル歯科技工の真髄」に関係した技工の技術・材料・教育等、幅広く現状と将来に対する講演やシンポジウムが行われました。すでにデジタルの技工も保険に取り入れられ定着した現在においてその有効な活用と急速な発展には一層の関心を持たねばならないと感じました。 69題のポスター発表も年々内容や作り方も向上しており、CAD/CAM関係の発表も多く、発表者に対し熱心に質問される参加者の姿が目立ちました。特に臨床現場で働く技工士にとっては時間的には大変と思いますが、臨床技工に関連した内容の発表も増えてほしいと思います。 教育関係においても4年制大学におけるデジタル歯科教育が進んでおり関連した内容の講演もあって、より一層のCAD/CAM関連授業を取り入れた3年制の技工士教育が必要と考えられます。 また歯科技工士学校の学生対象の「学生テクニカルコンテスト」も開催され石膏彫刻された作品のレベルは高く、連続最優秀賞を受賞されている地元大阪の東洋医療専門学校の教育指導と受賞された学生さんの意欲に感心しました。 次回の学会は来年5月27日~28日、第6回国際大会として台湾の台北での開催となり、アジア関係国の進歩や情報を知る大会になると思われます。
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『中央南支部学術講演会』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード 91-52714
日 時 平成28年9月25日(日)13:00~17:00
場 所 ドーンセンター(大阪市中央区大手前1-3-49)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 『有床義歯製作における、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションの方法』
講 師 松田 信介 先生
参加人数 43名
≪報告≫新支部となって7回目の支部学術講演会が行われました。「有床義歯製作における、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションの方法」について、中央南支部会員の松田信介氏によりご講演いただきました。症例を満足いく結果に導くためには、「如何に患者の要求に応えていくのか」について歯科医師と歯科技工士の十分なコミュニケーションを経れば補綴治療の結果にcommitmentできるのだという実践臨床に基づく内容でした。技術に偏重することのない、最も重要な医療技術者魂が伝わってきました。
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『学術講演会』

(日技生涯研修:自由8単位)

開催コード  91-52716
日 時 平成28年10月16日(日)13:00~17:00
場 所 新大阪歯科技工士専門学校(大阪市淀川区東三国6-1-13)
主 催 一般社団法人 大阪府歯科技工士会
内 容 無調整クラウンへの挑戦 「順次誘導咬合」【学術講演会】
講 師 榊原 功二 先生(日技認定講師)
参加人数 96名
≪報告≫榊原功二先生の〝無調整クラウンへの挑戦「順次誘導咬合」非常にレベルの高いお話でしたが、強く印象に残ったのは、技工に於いてすべてを数値化してこそ学問であり、感覚で行うことは芸術である!歯科技工士は芸術家ではなく、技術者でなければならない。 歯科技工士は若い時から、フェイスボーを使い咬合器と運動の関係性を勉強すべきであり、咀嚼サイクルでのスムーズな下顎運動を考えなければならない。ブラキシズムをし易くする咬合を作る、ブラキシズムは脳のストレス反応と考えられるから。 大臼歯は下顎をきっちりと止める役割であるので、可能な限りアングル1級を目指す、レベルは高いですが、納得できる内容で受講された方の日常技工に役立つお話が聴けたと思います。
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『実技研修』

(日技生涯研修:自由10単位)

開催コード  91-52717
日 時 平成28年11月6日(日)10:00~16:00
場 所 新大阪歯科技工士専門学校(大阪市淀川区東三国6-1-13)
主 催 一般社団法人 大阪府歯科技工士会
内 容 無調整クラウンへの挑戦  「順次誘導咬合」 【実技研修会】
講 師 榊原 功二 先生(日技認定講師)
参加人数 35名
≪報告≫10月に行われた講演会の内容で今回の実技をしました。講師の榊原功二氏は咬合に関しては日本の歯科技工業界になくてはならない存在で、噛み合わせのみで講習を行うことができる唯一の歯科技工士です。今回は理論と実践を2回コースで丁寧に指導していただきました。実技研修は30名の参加者が日常臨床に近い様に自分自身の印象を平均値以上の咬合器にマウントをしてその中の1歯ワックスアップするという講師側にとって非常に難しい研修でした。1級2級3級と持ち寄る模型は様々で咬合器もバラバラ、しかし一人一人のワックスアップをチェックしてアドバイスや修正していただき、とても濃い内容の実技研修会でした。 大阪府歯科技工士会は全国で一番の会員数です。その全ての会員の方々に良いと思っていただける研修会等を企画、開催をできたらと思います。

『中央北支部学術講演会』

(日技生涯研修:自由6単位)

開催コード  91-52718
日 時 平成28年11月20日(日)14:00~17:00
場 所 東洋医療専門学校(大阪市淀川区西宮原1-5-35)
主 催 一般社団法人大阪府歯科技工士会
内 容 『基礎から学ぶデジタルインプラント技工』
講 師 辻 貴裕 先生 (日技認定講師)
参加人数 48名
≪報告≫講師は支部会員の辻貴裕先生を迎えデジタルインプラント技工について、デジタル技工の取り組み方や基礎になる模型作りの重要性など日々業務のなかで起こる出来事を交えながら講演されまた。講演会終了後、例年早い目の忘年会を開催メインがステーキのコースをいただきながら時間いっぱいまで楽しみました。
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 『北大阪支部学術講演会』

(日技生涯研修:基本5単位)

 

開催コード  91-12702
日 時 平成28年11月26日(土)18:00~21:00
場 所 新大阪歯科技工士学校(大阪市淀川区東三国6-1-13)
主 催 (一社)大阪府歯科技工士会
内 容 ①『インプラント補綴は歯科技工士まかせ?』 ②『症例に適した上部構造の設計とデンタルデジタルソリューション』
講 師 ①吉竹 賢祐 先生(吹田市歯科医師会) ②十河 厚志 先生(日技認定講師)
参加人数 53名
≪報告≫北大阪支部、初の11月開催の学術講演会を、26日に新大阪歯科技工士専門学校で行いました。これまで北大阪支部は例年3月に学術講演会を開催してきましたが、今年度、支部の新たな試みとしてもう一つ学術講演会開催致しました。当日は土曜日の18時から講演会という、これまでにない日時での開催でしたが、支部会員47名、学生5名、歯科医師会から5名の参加で、講演会を企画した支部役員の想像を遥かに凌ぐ盛況な集まりとなりました。講演1は(一社)吹田市歯科医師会の吉竹賢祐先生の『インプラント補綴は技工士まかせ?』インプラント補綴全般の解説、及び歯科医師と歯科技工士との良好なコミュニケーションを吉竹先生は講演されました。インプラントではインプラント歯周炎予防がとても重要であり、アバットメントや上部構造の補綴の形状がインプラント歯周炎の原因となる。インプラントの審美、清掃性は歯科医師と歯科技工士の連動が肝であると、吉竹先生は説いていました。講演2は日技認定講師である十河厚志先生の『症例に適した上部構造の設計とデンタルデジタルソリューション』口腔内に適応した上部構造の形態設計とCAD/CAM技術の優位性を十河先生は講演されました。口腔内の状況によっての上部構造形態の分類と、それぞれの適応限界を理解し、歯科医師と歯科衛生士と共に、提供可能な上部構造の見解統一への働きかけが歯科技工士に求められている。そしてこれまでのアナログ的な技工法では限界があったインプラント補綴CAD/CAM技術で飛躍的な向上をしていると十川先生は解説されました。今回の学術講演会は、今年度初の2度目の講演会で土曜の夜に開催という、異例の集まりでしたが、講演内容もとても高度でかつ盛況であったのは、北大阪支部にとって大変大きな成果となりました。
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